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形成外科

形成外科と整形外科の違い

形成外科と整形外科の違い

形成外科は、生まれつきの体の異常や、病気やケガなどが原因となって、体の表面に見た目のよくない症状が生じた場合の治療を行います。やけどや生まれつきのあざやホクロの治療、ケガや手術によって生じたケロイドの治療のほか、皮膚や皮下の腫瘍の切除などがそれに当たります。一方、整形外科は体の骨や関節、筋肉の機能回復を目的とした治療を行うところです。

ホクロ・アザ

症状

ホクロは色素性母斑といい、皮膚の一部にメラニンを含む細胞(メラノサイト)が集まってできる母斑のこと。悪性(皮膚のがん)の場合もあるので、変化しているようなら早めに受診しましょう。アザは皮膚に色素が病的に沈着して起こる斑紋のことで、色によって赤、青、茶、黒などのアザがあります。

治療

ホクロは手術によって切除します。アザの治療はレーザー治療で行うことになりますので、他院を紹介します。

メラノーマ

症状
メラノーマ

メラノーマとは悪性黒色腫といわれる皮膚のがんです。皮膚のメラニンを含む細胞(メラノサイト)が、がん化したものです。ホクロのようにも見えるので、「ホクロのがん」とも呼ばれています。ホクロが急に大きくなったり、ふくらむなど変化が見られる場合は、早めに受診しましょう。

治療

まずは、当院へご相談ください。必要に応じて、提携病院を紹介いたします。

やけど

症状

皮膚に高温の刺激が加わって起こる障害。家庭では、調理中の熱湯や蒸気、熱い風呂、アイロン、暖房器具などによるやけどが多いですが、最近はカイロや湯たんぽによる低温やけども多く、注意が必要です。広範囲のやけどの場合は、入院治療が必要となります。

やけど痕

やけどの治療後に、皮膚がひきつってケロイド状になってしまうことがあります。その場合は、皮膚の移植などを行って治療します。

治療

塗り薬、飲み薬など。やけどによって生じたケロイドの治療も行います。

日焼け

症状

夏に長時間、戸外で日焼けをしたために、皮膚にやけどと同様の症状がみられるもの。

治療

塗り薬、飲み薬など

眼瞼下垂

症状

主に加齢などが原因で、上のまぶたが開きにくくなり、垂れ下がって見えるようになること。見た目の悪さだけでなく、視野が狭くなって日常生活に弊害を及ぼすこともあります。また、肩こりや頭痛、けいれんなどの症状に悩まされることも多いようです。

原因

生まれつきの場合や、加齢、コンタクトの使用などが原因となって起こります。また、目を酷使したり、ストレスなども原因と考えられています。

治療

手術による治療

陥入爪(巻き爪)

症状

陥入爪とは俗にいう「巻き爪」のこと。足の爪に多く、爪の角が皮膚に巻き込んで痛みや炎症が生じます。ひどくなると化膿して感染することもあります。

原因

生まれつきの爪の形状が原因の場合もありますが、後天的に靴による圧迫や、深爪、肥満、スポーツによる負荷、長時間歩行や登山などが原因となって起こります。

治療

手術により食い込んでいる爪をカットします。また、爪の切り方などの指導も行います。

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